学校や職場、飲み会、合コン、婚活パーティなど、人が初めて出会う場所、初対面の場合必ず自己紹介をする。
名前、仕事、趣味などを言って最後の一言挨拶をして一礼をする。なぜ自己紹介をすると決まっているのか。
それはこれから時間を共にすることになるから当然の事。人が仲間と敵とを判断する材料のひとつに、その人の事を
知っているか知らないかの要素があります。
人が不安を感じるのは見知らぬ人に背後に立たれたり、不審な知らない人が近所をうろついている時などでしょう。
考えてみればわかりますが、知人や友人、恋人、彼氏や彼女であれば見かけただけでは基本的に警戒心は芽生えないと思います。
つまり自己紹介の効果は、その人のプロフィール、人物像を知ることによって心理的に親近感を抱かせる効果がある。
さらに自己開示を深めるとより効果的に仲良くなれる、親密感を抱かせる効果が出てくるのです。
・いきなり急接近しすぎる人は嫌われやすい
男と女の恋愛では、異性に積極的にアプローチしすぎると「ガツガツしている人」と言われて拒否されるようになりますよね。
これは一般的に人間関係にも当てはまることがあります。私なんかは初対面で慣れ慣れしくされても対して気にしないのですが、
多くの人は初対面でいきなりプライベートな話題を出すと引かれてしまうことがある。初対面から対して時間が経っていないうちに
「私最近彼氏とうまくいってないのよ」なんて言われると、まだ他人レベルの関係なのに「いきなりそんなこと言われても」
という微妙な気持ちになってしまい二人の間にぎこちない雰囲気が流れる。他にも会ってすぐに「好きな人いる?」「彼氏いる?」
「彼女いる?」などという深い個人情報に関わる質問をするのも失礼だと感じる人が多い。
自己開示を行う際には相手と自分の
好意の度合いを見極めて、徐々に
自己開示の範囲を広げていく必要がある。まずは名前、次に趣味や住んでいる場所、共通点がありそうな話題。
そしてその後にプライベートな悩みや家庭の話などへと発展させていくのが良い。多くの人は初めのうちは
「上辺だけの会話」のようなものを求めている。私なんかは初めから核心に迫るような会話ができると面白いと感じるのだが
多くの人はそうではない。いきなり自分の内側に突入されるとビックリして突き放したくなってしまうのが一般的な心理なのです。
男女が異性にアタックする時も同様です。少しずつ外堀を埋めるように会話を詰めていく方法が有効なのです。