悪口や陰口、小言や愚痴などを言ってしまう人の心理はある程度典型的なパターンの傾向が決まっている。
まず第一にプライドが高い人、相手より常に上の立場でいたいと考えている人などです。
このような人は人の事を劣っていると決めつけてその事によって自分自身の自尊心を高めようとします。
このタイプは普段近くにいる友人でもありえます。一人少し欠点があり駄目そうな子を傍において、
その人を適度に罵ることで精神的な安定を図っているタイプです。
他人の悪口や陰口をむやみやたらと口にする人の心理には、実の所はプライドが高い自分の事を褒めてほしいという欲求、願望があります。
もう一つは、日常生活に不満がある人です。
彼氏や彼女、恋人がいたり、就職や仕事が安定している人は、あまり不安や不満を持つことが無い。
好きな人と遊べるしお金も必要な分はあるという非常に満足した生活を送っている。
だから、心理的にも余裕ができて、人は人だと割り切って説教をしたりせず眺める事ができる。金持ちケンカせずという
格言通りです。
しかし、普段から不満を抱えている人や失敗続きな人、将来に不安を持っている人などは悪口や愚痴などを
言いやすい環境にあると言えます。恋人が居ない男女はカップルを見れば嫉妬や羨望をする。
貧乏でお金が無ければお金持ちを見て嫉妬する。友達がいなければ楽しそうにしている人達を見て馬鹿らしいと思ってしまうなど。
挙げれば枚挙にいとまがありません。
普段どんな生活をしているかを考えてその不満を取り除くような
行動をとることが悪口を言わなくなる近道の方法でしょう。
これらは生まれ育った環境や遺伝的なものなどから固まっている性格やタイプなので治すのは難しいものです。
世の中には色んな人がいますが、人の悪口や陰口、批判ばかりしている人の傍に居ても疲れるだけなので
あまり近づかないことをおすすめします。和民の社長である渡辺氏は普段はそこまで怒らないのですが、
人の悪口や陰口を言うと猛烈に怒り説教をするといいます。これは科学的に証明されていませんが、
自分がしたことは自分に返ってくるとも言われている。誰かに対して嫉妬や陥れてやろうとする気持ちがあると、
それがそのまま自分の身に降りかかるというわけです。言葉には言霊というものがあり、それを発すると影響力が出る。
心理学的な部分だけでなく、非科学の部分でも妬み嫉み嫉妬などの攻撃的な負の感情を持つことは推奨されないのです。
自分がもし悪口をうっかり言ってしまうようなら、言葉をぐっと飲み込んで言わない方法をとるように努力してみましょう。
少し我慢してみるだけで人間関係や人生に対する考え方が大きく変わってくると思います。
・欠点を指摘されると少し傷つく
どんなに社交性があってコミュニケーション上手な人でも、自分が気にしているコンプレックスを言われたりすると傷つきます。
例えば背が高いことにコンプレックスを持っている女性に、冗談半分ネタのつもりで、「でかいね」というと、
顔、表情では笑っているかもしれませんが、心理的には傷つきます。
ハゲている人にハゲというのも笑える事だし、実際に慣れっこかもしれませんが、
やはり後々さらに気になるし、心にグサッと響いているものです。ぽっちゃり系の人にデブ。就職がなかなか決まらない人に
ごくつぶしなんて言う事すること等も同様です。
悪口はどんな意味合いがあったとしても、相手を多少なりとも傷つけるのです。
ただ、刺激不足のカップルや男女は少し悪口を言った方が恋愛のスパイスとして味が出てくる場合もあります。
一番気を付けるべきは相手のコンプレックスや本気で気にしている部分には触れない事です。
夫婦喧嘩でも、妻、嫁、奥さんが冗談で「あんたの稼ぎが少ないから暮らしが大変だよ」と言ったとしても、
夫や旦那さんは本気で怒り始めるかもしれません。それがきっかけで離婚や別れる男女は沢山います。
嘘やジョークでも言っていい事と悪い事があるのを頭に入れておきましょう。
一番無難かつ理想的なのは、悪口を言わず朗らかに笑顔でお互いを褒め合うような和やかな関係です。