ドキドキと胸が高鳴ったり恐怖で震えたりすると、恋愛感情や恐怖感を覚える。 少しややこしい話だが、これは正解だけど微妙に間違っている。 恋愛対象や好みのタイプの異性が目の前にいたり、高い橋の上にいると、人は生理的に覚醒する。 そしてその時感じている心理、感情を増幅する役割をもたらすのです。 だから、心理学で有名な吊り橋効果もこの効果で、被験者の男性が吊り橋のドキドキを 目の前にいる女性にすり替えてしまったのです。厳密に言えば、高い位置や、好意を持っている人そのものが 感情を呼び起こしているわけではないということです。これらは人間に生理的覚醒をもたらし、 神経を敏感に反応させる能力を高めるアンプのような役割をする。感じている情緒が 強められ、その時の心理や感情が高ぶるわけです。
・運動後は生理的覚醒をもたらし興奮しやすくなる
心理学のある実験があり、まず被験者を嫌悪感を持たれるような人と対面させる。
その時苛立ちを感じるわけです。そしてその後、軽く体操やジョギングをしてから
もう一度その人と顔を合わせると、不快感が増幅したという。
最初に会ったときのイライラ感よりも、運動後に会った時の方がより強く嫌悪感が出て、怒りや攻撃性が高まったのです。
これは情緒の感覚が鋭くなったことが証明できたものです。
上記はムカつく人、嫌いな人が対象だったが、それが逆に好きな人、好意を持っている片思いの人だったらどうでしょう。
案の定「好き」という心理や恋愛感情がより鋭く感じるようになるのです。
好きな人に対してはより愛情を注ぎたくなり、嫌いな相手や興味の無い人にはより無関心になるというわけです。
考えてみると、テニスサークル、バスケ部、バトミントンサークル他にも様々な運動サークルがありますが、
皆男女が恋人同士になりやすく、カップルができる確率が非常に高い。これらは運動による生理的覚醒が
ひとつの原因、理由となっているからです。
憧れの人とのデートをする時は、軽く体を動かすような事、散歩やボウリングなどをすると
両想いであればお互いの情愛が高まる事でしょう。あまり体を動かさない事をしていると、
「好き嫌い」の感情そのものが通常状態、あまり鋭くない鈍感なままかもしれません。
お互いに体を程よく動かすデートが親密になるのに最も理想的な遊びなのです。