ヒマな時間に何の当てもなく、盛り場の雑踏を求めてブラブラと歩きたくなる気分になるときが誰しもある。
目的が無いから一見すれば無意味な行動のようにも思えるけれど、実は盛り場を
ウロウロと歩き回ることは人の心を選択してくれる役割を持っている。
風水では人混みは気の流れが良く運気が強いパワーゾーンだと言われている。
都市に人が集まるのは、人が多いからそれに引き寄せられるように人が集まっているからだと言われている。
盛り場の人混みの中に入ると、多くの人は日常生活の緊張感から解放される。
盛り場では大勢のうちの一人の通行人であり、肩書きのない匿名の存在になれる。
会社員であることも将来が不安であることも全てを忘れてしまう。
人混みを心理的に毛嫌いする人もいますが、これは満員電車の窮屈なイメージによるもので、
街中そのものは恐らく嫌いではないと思います。
イベントやライブ会場が盛況なのも日頃のうっぷんを匿名性の保証されている大衆の中で発散する役割があるのです。
・街中にはカップルが多い
恋人同士、特にまだ友達か恋人かあやふやな関係、
初対面や出会いやSNSサイトで知り合ったメル友の初面接、オフ会など
完全に打ち解けていない男女は人混みの中で遊ぶ割合が多い。
閑散とした公園や道端だと、「もし誰かに見られたら」なんてことを考えてしまうために
逆に緊張して萎縮してしまう。しかし、大勢の他人に囲まれている状況は
実はリラックスできる空間なのです。性格によっては誰もいない状況をまったく受け付けない人もいます。
これは特に女性に顕著な傾向で、女性は人が多ければ多い程大胆な振る舞いをします。
完全に打ち解けて親密な彼氏と彼女であれば、二人きりの密室でお喋りやイチャイチャしたいと思うのは当然ですが、
その前段階では、できるだけワイワイガヤガヤと声がうるさく騒々しい環境でデートした方が
案外二人の恋愛関係は進展しやすいのです。
会話が聞こえづらい時は自然と顔と耳を近づけますし、人混みの中はぐれないようにくっついたり
手をつないだりなども自然にできるというものです。
人は匿名性が保証されている状態だと本能や潜在意識、深層心理にある欲求を解放しやすいということです。