男と女の恋愛心理学研究 うまくいく結婚の心理学 結婚に期待しすぎると破局する

結婚に期待しすぎると破局する

彼氏と付き合っている女性が、結婚する決心ができないという。 「彼氏は長男で田舎暮らしだし、理想的な結婚のイメージと違う」 そういわれている彼氏の方は、彼女との結婚を決意してもう3年。痺れを切らして言う 。「理想の結婚なんてできなくても、お互い愛があるんだからなんとでもなるよ」 、このような煮え切れない悩みを抱えている恋人同士、カップルは多い。 これはどちらの意見も間違いで、お互いに離婚する確率が非常に高いと思われます。


結婚する前の独身、未婚時に結婚に対するロマンチックな夢を思い描いていると、 結婚時に、理想と現実とのギャップ、食い違いで失望するばかりになると心理学者は警告しています。 結婚生活は、一から作り出していくという意気込みが必要で、勝手な想像、理想像を持っていると、 現実にそれを無理やり合わせようとして、夫婦間に険悪なムードや摩擦が絶えなくなるという。

ロマンチストは離婚率が高い

・恋愛中の男性は分裂病
独身時代の愛と結婚後の愛はまったくの別物です。 結婚前は白馬の王子様のように格好よく優しかった男性も、婚約して夫婦になった途端白馬の王子様をやめて、 怠けたオジサンになってしまいます。未婚時の若い恋愛は、自分が何をしているのかわからないぐらい熱中するほど 女性に好意を持ちます。全てをなげうってでも付き合いたい、デートしたいと思っているのです。 それは感情の波が激しく揺れ動く心理の状態です。


でも、同棲を始めてみたり、結婚し一つ屋根の下で共同生活を始めてみると、 大抵はその愛が急激に冷めていきます。結婚は愛があればうまくいくということもあることはあるが、 実際のところもっと大切なのは愛しているかどうかよりも、一緒に居て楽しいか、居心地がいいかという点なのでしょう。


どんなに美人で可愛い女の子だったとしても、一緒にいると疲れたり緊張してリラックスできないという事があります。 それよりも多少不細工で抜けている性格の女性の方が結婚相手としては相応しいこともある。 恋愛結婚よりもお見合い結婚の方が離婚率が低いという話もよく聞きます。
愛が良い関係を作り出すのではなく、 良い関係が愛を作り出す」という名言もある。 結婚は人生を左右するパートナー選びかもしれないが、考えている程「愛」は大層な結婚理由でもないのです。 仲が良かったらから自然と結婚に至ったという結論が最も理想的でしょう。


・女性は結婚に夢を見がち
女性の多くは結婚生活に幸福でロマンチックな夢を思い描いています。子供がいて夫、旦那がいてマイホームを買い 順風満帆に暮らすとなんとなく思い描いています。しかし、実の所その普通に暮らしていくというのが案外難しい物です。 夫や旦那は仕事から帰ってくれば「疲れた」「メシ」「風呂」しか喋らず会話はほとんどなかったり、 ケンカしてばかりだったり、経済的に厳しくお金をしっかり管理しないと生活できなかったり、様々な障害が立ちふさがってきます。


結婚前に過大に期待していた女性ほどその落差に精神が病んでしまい、「離婚したい」という気持ちがすぐに表に出てきてしまう。 だから、女性は結婚後の暮らしに下手な先入観を持たず、シビアな面もあると自覚して覚悟をしてから結婚をするようにしましょう。 バツイチになったりシングルマザーになると、その後の人生は苦労の連続になってしまいますから、相手選びは慎重にしたいところです。


先住民族の社会では、恋愛結婚を許されていない社会があります。 決まっている男性と女性は結婚させられる仕組みになっているのです。しかし、人類学者の調査の結果によると、 ほとんどの女性が心理的に極めて安定していて満足した結婚生活を送っているという事が判明しています。 選択の自由がない婚約でも、人は十分幸せになるのです。幸福になる秘訣は人格にあるようです。


先住民の社会では、育ちのいい男女ならば結婚すればだれでも一緒に生活できて、 やがてお互いに対する信頼や慈しみが生まれてくるような教育がされているという。 結婚すればどのような相手でも実の所幸せになれる可能性が高いというのは面白い話ではないでしょうか。 現代日本は結婚相手の男女の選択余地、幅が広がりすぎて逆に精神的に不幸になってしまっているのかもしれませんね。






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