物事というのは始めるのは案外簡単なことです。しかしそれを継続したり維持することは非常に困難なこと。
会社経営も同じもので、新しい飲食店やラーメン屋を立ち上げたはいいが、それを細く長く売り上げを伸ばしていくことは
大変なこと。肉体改造も同じです。初日に痩せよう筋肉を付けようという意気込みで腹筋背筋腕立てスクワットなどをしたのはいいが、
それを継続させてできる人は極わずかです。
結婚生活や恋愛も実は同じで、相手に不満を抱えたまま共同生活をしていたり、
愛情が冷めきっている夫婦やカップルは沢山いるものです。若い独身時代はラブラブの恋人同士、彼氏彼女だったのに
結婚してから、性格がめっきり変わってしぐさや態度が素っ気なく冷たかったり横柄な態度を取られたり、気を使ってくれなかったり、
結婚前にはあった優しさが失われてしまうなんてこともあります。
子供の世話、育児や生活様式、食事などの食い違いなどの
価値観の不一致、仕事や時間に追われるストレスからケンカが後を絶えない夫婦もいます。しかし、それらもお互いを思いやり心や多少の我慢、スルー力など
恋愛心理テクニックを覚えれば改善していくでしょう。まずはどこに不仲の原因や理由があるのか自分なりに調べてみて、
男と女、夫、旦那と妻、嫁、奥さんで真正面からコミュニケーション、会話をして話し合いましょう。
・会話を増やす
離婚する夫婦の共通点として、一日の会話量が30分未満だという話があります。
会話によるコミュニケーションをするということは、お互いに不満やストレスをぶつける機会が生まれます。
また、仲が良い夫婦なら最近あったら面白いことや楽しかったことを共有できる場になり幸せに溢れる時間です。
会話をするとケンカになるからといって何も話さずにいると、それはお互いの関係の終わりを意味します。
夫婦である以上、大切なパートナーと会話無しでどうこうできるこものではありません。
お互いに改善する努力、我慢するべき部分は我慢する努力。相手の欠点や駄目な部分を指摘してあげて、
それをお互い治していこうと話をすれば、険悪な仲も多少は修復していくのではないかと思います。
とにかく話す時間がまったくないというのは愛情が完全に冷え切ってしまっている証拠です。
それだけは避けなければいけません。
例外として男性側が無口で沈黙していて話さなくてもなんとも思わない人がいますが、そのタイプの場合は、お互い放っておくぐらいの
関係でもうまくいっていることも稀にあります。
会話の量はお互いの相性や価値観次第な部分も多少ありますね。
・相手を非難しない
夫婦の関係が長くなってくると、相手の欠点や駄目な部分が露呈しはじめます。些細な事にムカついたり、注意したくなったり。
そうなると小言や悪口、愚痴のようなことをぶつぶつと言いたくなってくる。
そして実際に相手を非難してしまうような言葉やしぐさや態度をとってしまっている男女が沢山います。
いくら夫婦だからといって何を言っても大丈夫なわけではありません。特に妻、奥さんが夫、旦那に行ってしまうNGワードは「
あんたは稼ぎが少ないから大変だよ」「使えない男ねぇ」など男性のプライドを傷つけるような言葉です。
男性が女性に行ってしまう言葉は「お前がいなくても大丈夫だな」のように女性の存在を否定してしまう言葉。
男心と女心をダイレクトに傷つけてしまうような言葉を言っていないか注意してみよう。
そうでなくても、悪口や陰口などマイナスの言葉は相手に言っても何の得にもならないことが多いです。
直して欲しいところがあるのなら、会話している時に真正面からそのように要求しましょう。
できるだけ相手の悪い部分は知らんぷり、スルーして良い部分だけを見るように努めたいものです。
・思いやりの気持ち
なんだか胡散臭い気もするかもしれませんが、相手に対しての感謝がお互いに備わっていれば、まず仲が悪くなるなんということがありえません。
愛情があるか、感謝しているか、尊敬できるかなどは重要な部分です。
精神論は嫌われる傾向があるかもしれませんが、これは人間関係における真理です。
人の感謝しながら生きている人は、表情が輝いています。夫婦関係も家庭も円満で幸福のオーラが出ています。
逆に人に優しくできなかったり陰口ばかり叩いている人は不幸になっていくようにできている。
夫婦間や恋人同士では、相手の全てを受け入れるような覚悟があれば尚更ケンカなんて起きません。
ここら辺は結婚時に誓い合うのが普通ですが、夢見がちな心境で、軽い気持ちで結婚してしまうと
結婚の理想と現実のギャップから相手への思いやりの気持ちを忘れてしまうかもしれません。
逆にもしどうやっても、相手の事を好きになれなかったり優しくできないのなら、それは貴方に相応しいベストなパートナー
とは言えない相性が悪い人だと思います。離婚というのも時には正解な事もあります。
お互いがお互いに尽くせる夫婦関係が理想的です。
これらはちょっと心理的に意識させればできるテクニックばかりです。
自分が相手を怒らせてしまうような事をしていないかをまずチェックして、その後に相手が改善するべき点があるかどうかを考えてみましょう。
もし自分に悪い点が見当たらないのなら、相手の悪い部分を話し合いで指摘してあげて、改善策を夫婦で考えましょう。
その場はケンカになったとしてと、後々長く続く夫婦関係を考えれば小さい事です。
それでも不満を感じたり生理的に気持ち悪いと感じてしまうようなら、離婚を考える他ないと思います。
別れというのは決して悪いものではなく、新しい出会いを生むし気持ちをリフレッシュさせる効果もあります。
相手に優しくできるかどうか、これが夫婦関係、家庭円満の一番のコツであり秘訣でしょう。