一目惚れは心理的には目の錯覚だとか思い込みだとも言われています。
自分の潜在的に持っている理想像と少しでも似た特徴を持っている人が目の前に現れた時、
その人が理想的で魅力ある人だと誤認してしまうのだという。
人が第一印象を形成するのは出会ってから数秒の世界です。
そこで、良い人か悪い人かをすぐに判断します。だから勘違いも起こりやすいということです。
もう一つ一目惚れをする要因は遺伝子的に離れている場合に起こります。
特に女性は相手と自分の遺伝子が近いか遠いかを嗅覚で判断していると言う話があり、
自分と相手の遺伝子が遠ければ遠い程相性が良くマッチしていると判断するのだという。
自分の持っていない免疫や遺伝子があった方が環境が変化した時に子孫が生存できる可能性が高まるため、
人間に備わっている本能なのです。
これには顔や容姿、ルックスなどの基準は余り関係ないので余程の欠点でもない限りは相当に惚れ込む。
だから、女性側から男性に一目惚れするケースの恋人同士、カップルは結婚まですんなり進みやすく、
結婚後も夫婦円満でケンカ一つしないことが多い。
男性にはそのような嗅覚はなく、
大抵はファーストコンタクトで外見的な魅力で惹きつけられ次に性格を評価していくと言う具合になっていく。
だから、美人や可愛い子、スタイルや体型がスリムだったり引き締まっていたり健康的な母体として見られれば好意をもたれやすい。
逆にふくよか、太っていたりおデブ、ぽっちゃり系はライバルの子供を孕んでいると本能の心理で判断されるので
恋愛対象から外されてしまう傾向がある。男性の方が外見重視で評価が割かしシビアな部分があると感じる。
それに比べて女性は外見よりもどれだけ熱烈なアプローチで愛されるかや精神や仕事、収入の安定感、大人の余裕や包容力など
見た目とは別の内面重視であると言える。
・一目惚れは長続きする
アメリカの恋愛心理、結婚のデータでは、一般的な付き合いで結婚した夫婦は離婚率が40%にも上るのに対して、
一目惚れ同士で離婚する夫婦は10%未満だという。色々な要因や理由から、一目惚れは一時の気の迷いではなく
長続きしやすい形態の交際と言える。
一目惚れの場合、大抵はどちらかが熱心に口説くことが多い。そうなると好きな人を手に入れるのに苦労をする。
そして苦労して手に入れたものはそう簡単に手放したくないという気持ちになる。これは所有効果というもので、
自分が持っているものは価値のあるものだと思い込んだり、捨てたくないという心理になる。それが
困難であればあるほど価値の高い物だと思い込んでしまう。これは心理学でいう認知的不協和理論と似たようなもので、
嫌いな人に対して演技であっても「好き」という言葉を言ったり、ボディタッチをしたら、嫌いという意識と好きという行動が
脳内でごちゃ混ぜになる。そうすると、嫌いという認識よりも好きというしぐさや態度、行動で示した方を重視する傾向が人間にはある。
だから強制的にデートをさせられた男女でもそこまで悪い気はせず、むしろそこから交際に発展することは非常に多い。
一目惚れから「積極的に行動した自分」を自分自身で認識してさらに相手の事が好きになると言うループにハマっているとも
考えられるでしょう。とにかく一目惚れは恋愛も結婚も非常にうまくいきやすいと言える。