上半身、顔や腕、口や言葉に比べて下半身、腰や足、つま先の動きは嘘がつきにくいと言われており、その人の本音や本心の欲求や願望、 心理が表れやすいとされています。 足の動きや組み方は立っている時ではなく、座っている時に表に出てきやすい動作です。 学校や電車など、あまり座り方を意識していない時にその人の性格や感情が見て取れます。 面接のような緊張状況だと、足の動きまでも強制してしまう人がいるので、本当の気持ちは見破れないかもしれません。 足の組み方や動きは特に恋愛中の男女において顕著に表れやすいものです。 好意を持っている人や片思い中の好きな人、興味のある人が目の前にいると、無意識のうちに足が何かの脈ありサインを出している事が よくあります。
・足を組む心理
男性も女性も足を組むことはあります。
足を組んでいる人は、居心地の良さからリラックスしているか、あるいは何か不安や悩み事、疑念などを
がある時にも出てくる。また、強くギュッと足を閉じるようにして組んでいるしぐさや態度は、
周囲からの拒絶や防御、警戒心を示しているサインであることもあります。もしかしたら
拒否感を感じている可能性も否定できません。
また、女性が男性の目の前で足を組む場合は、好意を持っているか興味をがあり、見られたい、話しかけられたいと思っている事もあります。
さらに足をぶらぶらさ動かしたり、組み替えるようなしぐさをした場合は、男性に大きな期待をしてるのかもしれません。
足を組むのは一種の緊張の現れで、足をぶらぶらさせるのは、現状の空間にリラックスしていて安心している証拠です。
さらに足を動かすのは釣りでいう疑似餌のように、注目させる効果も期待できます。だから
好意を持っている人に興味関心を持ってもらいたい、見られたいという願望が隠れていることもある。
好きな人の前でついついそのような、足を組み替えたりぶらぶらさせたりの素振りを見せたら、
もっと打ち解けて親密に仲良くなりたいと思っている可能性が大いにあります。
・足のつま先の方向が好き嫌いを表す
人間の体は不思議なもので、好きな人の方向に自然と向いてしまうようにできているようです。
想像してみればわかるでしょう。嫌いな人の傍に寄ったら、目も合わせたくないし、体をのけぞらせたり向きを
その相手とは違う方向に向けて興味がありませんという態度をとると思います。
逆に好きな人であれば、足のつま先から顔や目、腰や体などあらゆる部分が相手の方向を向きます。
極端なシャイ、恥ずかしがり屋でもなければ、好きな人の方を見ている時間やつま先が指している頻度が多くなるのです。
・足を大股に開いて座る人の心理
電車に乗っていると、乗客の迷惑を顧みず大きく足を開いてデンといった具合に腰かけている人がいます。
このような人は大抵年配の男性です。このような人は、自信がありそうに見えて、
実は小心者な人です。外敵に襲われないために体を大きく見せたり威嚇をする動物がいます。それと同様の心理です。
自分の能力に余り自信が無いからこそ、自分勝手で横柄な態度をとって強さを誇示しようとしているのです。
表面だけ見れば自信満々に見えますが、裏を返せば、本当に自信がある人は謙虚でまっすぐに生きているもの。
しぐさや態度、脈ありサインなどを読み取る時はこのように見えない隠れた気持ちを詳細に考えるようにしましょう。
・貧乏ゆすりの心理
貧乏ゆすりは一般的にはイライラしている、ストレス状況下に置かれている、現状から逃れたいという
心理を表していると解釈される事が多く、面接試験や仕事での会話中にこのしぐさをしてしまうと
嫌悪感、不快感を持たれてしまう事が多い。
しかし、実際の意味はそれだけではなく、ただ単に、体の運動不足解消を図っている事も多い。
ずっと座っていると、動かない事がかえって苦痛になりフラストレーションが溜まるため、少しでも足を動かしたい時に貧乏ゆすりをすることで
それを解消するのです。
また、貧乏ゆすりは血行を促進する効果があるため、健康上非常に良いもの。だから、現状の認識不足、不遇具合には
少し不満を感じるところがあります。
また、男と女の恋愛時は、貧乏ゆすりは現状に退屈しているというサインであることがある。
しかし、それは相手にもっと刺激的なアクション、現状を変化させるような面白いことをしてほしいという欲求から来るもので、
別段否定的な感情というわけではない。女性が貧乏ゆすりをしているので、男性が肩を抱き寄せたら、
満足して貧乏ゆすりが止まった、なんていうことが実際によくあるそうです。
だから、デート中などにこのしぐさや癖が現れたら、さっきまでとは違った行動を起こすことがオススメでしょう。