家庭内で何気なく会話をしていたり独り言を言っていると、家族から「今日はなんか良い事あったの?」
なんて聞かれることがある。自分では意識していなくても、気分が良い、機嫌が良い時は
声に張りやキレがあったり、いつもより明るそうなトーンで声を口にしているようなのです。
それとは逆に、何か悩み事があったり恋愛にうまくいかないでブルーで落ち込んでいたりすると、
自分ではほとんど気づきませんが、声も暗く、覇気がないボソボソとした喋り方になっているのではないでしょうか。
それらの変化は自分ではほとんどわかりませんが、周囲の人間から見れば一瞬話しただけであっという間にわかるレベルのものです。
アルバイトや正社員など、仕事をする時の採用面接では、声の小さい人は自分に自信が無く内向的で真面目な性格と見られるし、
声の大きい人は自信があり、活動的、外交的、社交的な性格タイプだと判断される。
しかし、実際の性格と声の大きさにはそこまで関係があるわけではなく。
声が小さい人でも外交的で人とコミュニケーションを取るのが好きで、自信過剰な人もいる。
声が大きい人でも内心は小心者で自信が無いので横柄な態度をとっている人などもいます。
つまり、声から性格の本質の様なものはあまりつかめないことが多い。
しかし男と女の恋愛、好きか嫌いか、好意を持っているか嫌悪感があるのかは容易にわかる。
・好きな人の前だと声色が変わる
男性、女性共に、好きな人の前では声に変化が起こる。これは傍から見て注意深く聞いていれば簡単に判別できる。
女性は好意を持っている男性の前では声がワントーン以上あがる傾向が強い。
ねこなで声だとかぶりっ子だとか言われるこの高くて可愛らしい声ですが、実は男性の本能は
この声を聞くとつい反応して興味を示してしまうのだという。男性の前で可愛い子ぶるぶりっ子はいつの時代も老若男女問わず
女性に敵視されるものです。それは実はその声、しぐさや態度が男性からモテる要素、理由だと女性が本能的に知っているからです。
男性は女性特有の高い声を聞くと、守ってあげたい保護欲求や、支配、征服したい独占欲が出てくるように脳がプログラムされています。
高い声は、男性には持ち合わせていない女性の象徴でありアピールポイントのひとつです。それを駆使されればついつい
男心が揺れ動いてしまうのも無理はないのです。
また、男性が好きな女性の前に出ると、やたらお喋りになって自慢話をするようになったり、逆に
シャイボーイなど恋愛経験が少なく女性が苦手なタイプ、誠実な人の場合は、顔を俯けたまままったく喋らなくなったり声が小さくうわずったりとぎれとぎれになってしまうこともあります。
男性の場合も女性と同じで声のトーンに変化が起きることがありますが、それは上下どちらにも変化しうる。
女性は男性の低くて重く渋い声を魅力的だと感じやすい。だから男性は好きな人の前だと声が低くなることがあります。
ただ、緊張していると、早口になったり声が甲高くなる事もある。
つまり、日常生活を送っている時と好きな人や嫌いな人の前での振る舞いにどのような違い、変化があるかを観察すれば心理が理解できます。
普段ほとんど話さない人が、飲み会の時好きな人にはガンガン積極的にアプローチしていたり、
逆に普段はワイワイ騒ぐのが好きなのに、好きな人の前では借りてきた猫のようにしょんぼり大人しいしぐさや態度に徹していたりする。
それと同様に喋り声のトーンが高くなったり低くなったりする。急に声の調子が変わった時は
何かのシグナル、脈ありサインの場合があります。興味関心を持っているターゲットが
どのように声を変化させるのか耳を澄ませてよく聞いてみましょう。きっと面白いように感情がわかると思います。