言い間違えについて一番初めに言及したのは心理学者のフロイトだと言われています。
言い間違えにはその人の無意識の願望や欲求、考えている事などが表出しやすいと言われている。
代表的な例では、会議中に議事進行役の人が、「これから会議を開催します」とするところを
「これから会議を終わります」と開口一番に間違いを犯してしまうケースです。
これは、心理の中には間違いなく、その会議が面倒くさい、怠い、早く家に帰って寝たいなどの
マイナスの気持ちがあることが見え隠れしています。他にも、とある付き合っているカップル
がデート中に、彼氏が彼女の名前を間違えてしまうという事もよく笑い話になる。
これは彼氏の深層心理下に昔の元カノである女性に未練や思い出がある証拠です。
言い間違いのほとんどは無自覚でまったく意識していない時に急に言葉や行動が出てきます。
それこそが人間の本音や本心を表す最大の鍵なのです。何か隠し事をしていれば、
しぐさや態度がぎこちなくなるのと同様に、例え意識していなくても、本能や潜在意識で
感情が揺れ動き、それが言葉や体の動きのサインとなって出てくる。
会話をしている時の些細な言い間違いにこそ人間の本性が見え隠れするものなのです。
ただ、例外として、頭の回転が速い人も言い間違いが多いと言われています。
例えば「ネコ」と言おうとして「犬」と言ってしまうなどの場合は、そこに関連性があり、
脳がフル回転しているから、余計な事まで頭の中に浮かんできてしまう状態です。
本音や本心が出る場合と、情報の混同から来る言い間違いの2通りがあるわけです。
・ニックネームやあだ名で呼ぶと親近感が増す
恋愛で使える簡単な心理テクニックは、好きな人、片思い中の好意を持っている人を
思い切ってあだ名やニックネームをつけて呼んでしまうと恋愛が成就しやすくなります。
人が一番聞いていて気持ちの良い音というのがあります。それは
自分の名前なんです。
とある立食パーティ会場で、ワイワイガヤガヤと大勢の人が話し込んでいる中、
遠くで自分の名前を口にしている人がいると不思議と良く聞こえるのです。これは心理学用語で「カクテルパーティ効果」と呼ばれている有名なもの。
人は自分の聞いている音を選んで耳に入れていて、今日関心の薄い音は雑音として処理し、
好きな音は耳に聞こえやすいようにする能力があります。
中でも自分の名前は最も聞こえやすく聞いていて心地の良いもの。
つまり、自分の名前を親しみを込めて呼んでくれる人には好意を持ってしまうし仲間意識も生まれるのです。
男性でも女性でも、自分の名前を呼ばれて嫌な気持ちがする人はいません。
「あなた」「君」「お前」なんて呼ばれるよりも、可愛らしいニックネームやあだ名、あるいは本名の下の名前などで
呼ばれる方が嬉しいはずです。学生時代に下の名前で名前を呼ぶ先生がいましたが非常に強く印象に残っています。
学生時代にモテる男性がいましたがその人もやたらと女性を下の名前で呼んでいました。
異性から名前で呼ばれる事なんて滅多にないので、もし名前を呼んでくれる男性や女性がいれば、
特別意識して、それが恋愛感情に発展することも自然な事。好意を持っている人にアプローチ、アタックする
簡単な方法は恥ずかしがらず、勇気を振り絞ってとにかく名前を呼ぶことです。一度名前を呼べば次からは楽になります。
これは、直接面と向かって言葉で言わなくても、メールであっても有効で、メールの文章内で相手の名前を一回ぐらい
書いてあげると、そのメールから名前を呼びかけられている気分になれるので高評価に繋がります。
・君付けで名前を呼ぶ男女の心理
また、女性が年下の男性を君付けで呼ぶ場合は、親しみや可愛らしさなど、母性本能を感じて弟のように思っている事が多いようです。
年上の女性上司が、部下の若い年下男性会社員を君付けで接して、お世話したり叱咤激励をしたりするなかで恋愛感情が芽生えることも
多々あります。君付けで呼ばれる男性はゴツイような体育会系タイプよりも可愛らしく愛嬌がある性格の人が多く、女性
からいじられやすいキャラであることが多い。また、男性が女性を君付けで呼ぶ場合は
そこまで意識せずともすることなので、深い意味は持ち合わせていないだろうと考えられます。