外見全体、顔や容姿があまり可愛かったり美人、イケメンでなくてもモテて異性に人気な人がよくいます。
その理由の一つに、アイコンタクトのテクニックが自然と身についていることが挙げられます。
人は興味関心のあるものや好きなものを見ると、瞳孔が大きく開く性質を持っています。目を見開くという表現が
これにあたる。例えば、会話をしている時、普通の人よりも相手の目をジーッと見つめる癖を持っている人は、
相手に恋愛対象として意識させる能力があります。誰だってそうだと思いますが、
異性から長く目を見つめられて戸惑わない人はいないと思います。
初めは「気持ち悪いなこの人」なんて思われるかもしれませんが、やはり自分に興味を持ってくれる人を
大切にしない人は少ないもので、見つめてくれる人は、自分も見つめたいと思うのが人間というものです。
逆に嫌いな人が目の前にいた場合、視線を逸らすか、あるいは一瞬だけ見てサッと逸らされてしまう。
そして目の表情は暗く濁っていそうな雰囲気です。
自分が相手を見る時の目線は、自分が見られるときの目線として鏡のような働きを持っているのです。
好意的に見れば好意的に見られるし、敵対的だったり悲観的、ネガティブだと本当に嫌われてしまう。
古代エジプト時代など大昔から人間は、化粧をして目を大きく見せる努力をしています。
目が大きいことは魅力の一部です。それはなぜかというと、瞳孔が良く見えるからなのです。
人は人の目にある瞳孔を見つめると好意を持ちやすいようにできています。
そして相手が自分の瞳を見て、好意を示すと、瞳孔が開き、そしてそれを見た自分も瞳孔が大きく広がる
。瞳孔が開いている事は自分に好意を持ってくれていると無意識の本能で一瞬のうちに判断してしまうのです。
このように共鳴反応が起きて好意の互恵性、好意の返報性の心理が働きお互いに親近感や親密感、仲間意識などの
友好関係が生まれてくるわけです。男女間であれば、恋愛関係に発展するきっかけも、視線、目と目によるアイコンタクト
にあると言っても過言ではありません。
・宣伝などの心理学豆知識
テレビCMや宣伝で、効果的だとされているのは、美女、動物、赤ちゃんの三つだと言われています。
男女共に、美女、動物、赤ちゃんの三つは瞳孔が開きやすく、印象に残りやすいのです。
よくよく考えてみると、犬や猫、ライオン、ゾウさん、キリンさんなど動物が出てくるテレビCMは沢山あります。
そして美女、女優さんやアイドルを出しておけば知名度的にもイメージ的にも会社にとって利益になります。
また、赤ちゃんも人間の心理をくすぐるものです。特に女性の母性本能は赤ちゃんにどうしても反応してしまいます。
だから、これらはテレビCMで頻出の三つなのです。宣伝はどれも人間の気持ちを落ち着かせ、リラックスさせ、興奮させ、
瞳孔を開かせる効果があるものばかりなのです。