体全体を見渡せる視野の広さや洞察力があれば、これから自分が交渉事や提案をしたときに
相手が答える回答がイエスかノーか判断することができる。特にわかりやすいのが
手や腕の動き、しぐさです。敏腕のセールスマンや営業マンなどは、意識しなくても相手の心理を
読むことに長けているでしょうから、これらのサインは簡単に理解していると思います。
・イエスを伝えるサイン
イエス、すなわち相手に快い印象、許容する準備がある人はしぐさや態度にその心理状況が表れます。
手の力を抜いて広げていたり、ブラブラさせている、目の前にある障害物(飲み物やおしぼり等)を話し相手の横にずらすなど、
これは心を許している、リラックスしている証拠です。
逆にノー、何か意見を言うと反対されたり断られやすい態勢は、手を強く握り握りこぶしを作っている、
腕組みをしてムッとした表情をしている、自分と相手の目の前に遮蔽物を置く(カップやシャーペン等)などは非常に難しい状態です。
簡単に言ってしまえば、緊張しているか弛緩しているかがチェックポイントになります。
人は嫌悪感を感じる人や反対意見を言う人に対しては、緊張して防衛本能で体が強張ったり回避行動をとろうとします。
逆に好意を抱いている人に対しては、居心地良さそうにしてリラックスしています。
だからと言って、好きな人の前で相手が嫌そうな顔をしても諦めてはいけません。
男と女の恋愛では、片思い中の相手の前では緊張してしまってろくに顔も見れず会話もギクシャクしてしまうシャイな性格タイプの人が
多数います。しぐさやサインを見れば相手の気持ちはある程度はわかりますが、一つの意味だけに
捉われてすぐに恋を諦めないようにしましょう。人生は少し自信過剰気味で積極的にアピール、アタックするぐらいで調度いいバランスなんです。