最近、テレビではチャラ男やギャルっぽい軽い女が持て囃されている。 実際10代20代前半ぐらいの若い頃はフットワークが軽く社交的で、恋愛経験豊富な男女がモテる。 しかし、このような異性の扱いが上手な人は、浮気や不倫をする確率も高いし、彼氏や彼女、 恋人に求める条件のハードルも年々高くなってくる。 逆に恋人いない歴=年齢のような男女は、一度でもできた恋人を大切にし、 ずっと一緒にいて愛してくれるケースが多い。 恋愛経験が多過ぎると付き合った後や結婚後に元カレや元カノと今のパートナーを比較してしまい、 欠点や短所が目に付いたり、不満が出たりしやすいのだという。 現に学生時代や若い頃にモテすぎた男女は、結婚相手選びの時に高望みになり慎重になり、 結婚適齢期を逃すことが多い。
アメリカの恋愛心理学のデータによると、 結婚した後の夫婦の満足度をカップル毎に過去の恋愛歴、付き合うまでの期間等をアンケートし、 満足度を調べると、 恋愛経験の多い人より、少ない人の方が幸福を感じていることがわかったという。 ネット掲示板や世間ではモテない男女は「喪男、喪女、非リア充」なんて馬鹿にされる存在ですが、 いざ自分が恋愛対象にするなら、やはり経験値が少なめな方が嬉しいと思うのかもしれない。 人間には環境適応能力があり、刺激に対して鈍感になる性質がある。 それは魅力的な異性でも同じ事で、美人は三日で飽きると言われるように、 あまりにスタイル抜群で容姿端麗の女性や、イケメンでお金持ちで格好いい男性と付き合ったことがあると、 それ以外の異性にはまったく興味が湧かなくなってしまう。 結局のところ、人は自分のレベルに釣り合った異性とバランスのとれたカップリングをした時が 最も居心地が良く安らげるものなのでしょう。
世の中には異性に対してうまく接することができないことで悩んでいたりコンプレックスを抱えている人が大勢いる。 表面的には人見知りせず明るそうに見える人でも、内心や本音では凄く緊張していて苦手意識がある人もいたりする。 さらに最近の若者は恋愛の機会自体が少ないのか草食化している傾向がある。 政府が行なった調査では18歳〜34歳で特定の異性のパートナーがいない男女は約5割にも上っている。 つまり、単純に考えてみると男女の約半分程度は異性と会話したりアプローチしたりのコミュニケーションを取ることが できないという現状があるとも判断できる。 消極的で奥手、受け身な人が多いなか、積極的に声をかけたりアタックできると、 恋愛において他のライバルよりも圧倒的に有利でアドバンテージがあることがわかる。
婚活の実態はどうかというと、婚活パーティやお見合いに来るような男女は大抵売れ残りと呼ばれる人であり、 ハイスペックで性格も外見も良い男女は婚活を始めてから3ヶ月程度であっという間に市場から消え去ってしまう。 そして、なかなか売れない余り物だけが残る結果になる。 そのようなシビアな現実があるので、良い商品、顔、体型、経済力、職業、年齢などを持つ男女は人気化し 競争を勝ち残るのは困難を極める。 競争率が高い人を追いかけて掴まえようとしても、他にも似たような人が大勢いるので難しいものです。 しかし、モデルや芸能人のように優れた人物でなくても、お宝人材のような人は意外と地味で目立たないところに隠れていたりする。 例えば理系の技術職の男性は、控えめな性格で目立つことを嫌うので、プロフィールもあまり魅力的じゃなかったりする。 しかし、非常に誠実で真面目、サービス精神があり家庭を大切にする特徴がある。 女性の場合は女子校育ちや女性だらけの職場、看護師、保育士、コールセンターなどに勤めている人は、 彼氏ができた経験が少なく、一途で尽くしてくれる女性が多かったりする。 人は普通、モテる人と付き合いたいと思うものですが、 本当の幸せは、むしろあまりモテないけれど信頼できる中身がある、人間的に尊敬できる部分があることが重要なのかもしれません。 派手目よりも、地味で大人しく、従順な異性と両思いになることができれば、二人で協力しながら幸せを築けることでしょう。